電子デバイス事業

小型車載カメラ
開発プロジェクト

クルマのアクティブセーフティ化への貢献

岡田 雅史 写真

岡田 雅史
Okada Masashi
FGEL取締役兼
統括部長兼
営業部長

「車載カメラ市場は世界的に拡大すると考えられていました。監視カメラの技術の応用で小型・高画質を実現することが可能になったのです。」

岡田は言う。車載カメラ事業のスタートは2001年と新しいが、監視カメラの歴史は長い。クオリティの高い画像技術を活かし、小型車載カメラ事業に進出した。

「シニア層や女性が多く運転する時代になり、アクティブセーフティ、つまり『事故を予防する安全性』が求められています。車載カメラはこのニーズが大きく貢献できる技術。コーナーやカメラ、センシングカメラ、俯瞰カメラ、ドライブレコーダーなどさまざまなカメラが搭載される時代になりました」

他社との違いは、本来カーナビ側で行う『画像補正機能』をカメラ側に搭載した点。「他にはないモノづくり」を目指す同社らしい技術だ。

車載カメラ RCTAシステム

構造改革で一貫体制によるモノづくりを実現

笠原 康人 写真

笠原 康人
Kasahara Yasuto
FGEL部長

電子デバイス事業は、電子部品事業とカメラ事業が統合され、生産拠点のある岩手県一関に集結。

現在は100%子会社の株式会社富士通ゼネラルエレクトロニクスとして業務にあたる。

「回路設計と実装、筐体設計をトータルに提供し、試作、量産、アフターサービスまで、迅速対応とコミュニケーションロスの少ない体制によるモノづくりが私たちの大きな強みです」

開発を統括する笠原はそう強調した。

「電子デバイス事業の主力製品へと成長した車載カメラはまさにこのモノづくりのメリットが活きた例と言えるでしょう。現在は国内の主要自動車メーカーの多くに納入しています。また最近では、顧客の海外工場にも直接提供する契約を締結しました」

さらなる飛躍が期待される車載カメラ事業。「自動車事故ゼロ化」の夢に貢献する意義は大きい。

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