Plasmavision® (プラズマテレビ)

本ページでご紹介している製品は生産を終了させていただきました。
また、掲載内容については、発表当初の情報です。ご了承ください。

フルデジタル・ビデオプロセッサー 「 AVM-II 」

1) デジタルノイズの発生を抑制する「デジタルノイズリダクション」

世界各国のデジタルTV放送開始や、HDレコーダーなど映像記録媒体のデジタル化により、映像のデジタル化が急速に進んでいます。デジタル化による映像の高精細化や、伝送・蓄積時の劣化解消により、高画質映像が楽しめるようになってきました。このようなデジタル映像信号は、データ量が多く放送や録画にあたってはデータの圧縮が行われます。この際特有のノイズ(圧縮歪み)が発生し、高い表示能力をもつ大画面ディスプレイではこのノイズが目立つ場合がありました。

「AVM-II」では、デジタル映像独特のノイズを高精度で検出し、除去することで、高い表示能力をもつ大型ディスプレイを活かす滑らかな映像を実現します。(特許出願中)

従来のイメージとデジタルノイズリダクション処理したイメージの比較図

2) 最大1千京(せんけい)(1019)色まで階調表現力を高めた「低輝度多階調化処理」

「AVM-II」では、ヒトの眼の特性に合わせた浮動小数点演算と多階調化処理を組合せ、眼の検知能力が高くなる暗い部分ほど表現色を増やし、設計上は最暗部で最大1千京色(せんけい)(1019)色相当の多階調表現を行うことで、暗いシーンでも滑らかな映像表現を可能にしました。(特許出願中)

従来のイメージと多諧調化処理したイメージの比較図

3) 画素ごとに色味を認識し補正する「ナチュラルカラーチューニング」

映像表現においては、撮影された本来の色を忠実に再現する「自然色」、人のさまざまな経験にもとづく「記憶色」があり、両方のバランスを取る事で初めて自然な色再現が可能になります。これには、空、芝生、肌の色など単独の色味に焦点を当てて、「自然色」と「記憶色」のバランスを取る必要があります。

これらを実現するために、画素ごとに色味を認識し補正する『ナチュラルカラーチューニング』システムを開発、搭載しました。

本システムでは、「AVM-II」の浮動小数点演算機能を用いた高い表現力によって、ブラウン管時代の「記憶色」だけを誇張した「テレビ色」に頼らない、自然で忠実な映像を実現します。(特許出願中)

従来のイメージとナチュラルカラーチューニング処理したイメージの比較図

4) 文字や風景などを識別し、それぞれ最適化する「Image Adaptive Processing」

放送のデジタル化やPCの映像再生機能充実などによって、テレビとPCの融合が急速に進んでおります。家庭用マスタースクリーンには、文字や図形表示などのデータ情報と静止画・動画などの映像情報を同時に表示することが求められています。

一方、ヒトの眼には、データ情報と映像情報では、見え方が全く異なるため、最適に表示するための映像信号処理は異なります。従来は、データ情報用と映像情報用にそれぞれ別の信号処理を行っていました。「AVM-II」では、「Image Adaptive Processing」により、入力ソースにとらわれず、画素ごとにデータ情報、映像情報を認識し最適化処理を行うことで、データ情報と映像情報の混在した画面においても、データ情報はクッキリと映像情報は忠実に表現できます。(特許出願中)

従来のイメージとAVM2のイメージ比較図テキスト、自然画それぞれに対して最適化が可能

 

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