消防システム

高度ネットワーク型指令システム GRANCAST®

富士通ゼネラルの「高度ネットワーク型指令システム」は、消防システムの中核となるシステムです。
いつくるかわからない119番通報に対し、無停止状態で稼働します。通報の受け付けから消防隊・救急隊などへの出動指令の発令、消防活動に関する情報の共有化を図るシステムです。

高度ネットワーク型指令システムGRANCAST®イメージ

指令センターの役割(119番通報から事案終了まで)

  • 消防指令センターで119番通報を受け付けます。
  • 通報の内容から発生場所・災害の種類や規模を特定します。
  • 事案の対応に必要な出動部隊(消防・救急・レスキューなど)を編成します。
  • 編成した部隊に出動指令を発令します。
  • 出動部隊からの情報を受け取って、現場の状況を把握します。
  • 必要な支援情報(消火栓・危険物の位置や交通状況など)をすばやく現場の隊員に伝えます。

指令システムの特長

フルデジタルの指令システム

  • 最新のデジタル技術により、音声通信や各種情報処理をフルデジタル化し、迅速・正確・柔軟なシステムを実現しました。
  • 世界標準に準拠した通信方式に対応しているため、柔軟なネットワーク環境を実現することができます。
    (アナログからデジタルへの移行期間に必要なアナログとデジタル間の通信にも対応しています。)

信頼性の高いシステム

  • 信頼性の高いシステムにより24時間365日停止することなく継続運用ができます。
  • 富士通ゼネラル独自の技術で指令制御装置を二重化しました。予備の設備を常に待機させているので、万一の障害発生に対しても継続して指令業務ができます。

高い拡張性によりさまざまな状況に柔軟に対応

  • 大規模災害など、119番通報増加に対するオペレーターの緊急増員へ素早く対応します。
  • アナログ・デジタルの併用運用に対応します。
  • 各種装置の追加が容易で、システムの拡張が簡単にできます。
    (大幅改造の必要が無いので、消防機関は人口の増加や市町村合併などによる広域化に対応して、システムを段階的に機能拡張したり増設することができます)

消防ナビゲーションシステムの搭載

  • 出動する消防車・救急車などに対し、システムが目的地までのルートを音声で案内します。
  • 消火栓の位置、道路工事や渋滞によるルートの変更、病院の受け入れ態勢などの支援情報を管理し、現場の消防・救急隊員の迅速な活動をサポートしています。

フェイシングオン®デザイン(ヒューマンセンタードデザイン)

  • オペレーター(指令員)が利用する表示画像や操作パネルは、オペレーターの迅速・正確な操作を考慮し、利用のしやすさ(ユーザビリティー)を最優先に設計されています。初めて操作する指令員にもわかりやすく、使いやすいシステムです。
  • 各消防指令センターの状況に合せた指令環境を整えるため、指令室全体のレイアウトについても提案しています。

 

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「GRANCAST」「フェイシングオン」は当社の登録商標です。

 

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