富士通ゼネラル グループ 空調機事業

当社のエアコン事業は、1960年の国内向け民生用ウィンド型クーラーの発売に始まり、1971年には中東(クウェート)に進出。外気温50°Cを超え、砂塵が舞う地域でも安定した性能を発揮する高品質エアコンとしてのブランドを確立してきました。以来、約半世紀に渡り、斬新な発想と最先端の技術力で耐環境性能に磨きを掛けるとともに、高い省エネ性能を実現する独自の機構設計、制御技術などにより、日本のみならず、ヨーロッパ、オセアニア、中東などで高いシェアを確立し、現在は米州、アジアなどでも積極的な拡販につとめています。

AL-6500C, the first Fujitsu General air conditioner sold in the Middle East

研究開発体制

川崎本社、富士通将軍(上海)有限公司、FUJITSU GENERAL ENGINEERING(タイ)の3か所に技術開発拠点を設置しています。各拠点では、さらなる先進技術の開発のため、高温地域、極寒地域の環境を模した試験環境での耐久試験や、最新の大型空調機用熱量計測室など、開発・試験設備へ積極的な投資を行っています。さらに、昨年4月より取り組んでいる技術開発の戦略的かつコンカレント(同時的)な推進に磨きを掛けるとともに、今後も研究・開発拠点の強化・整備を進め、独創的な商品を次々と生み出していきます。

また、本年4月より、北米/欧州にR&Dセンターを新設し、現地企業との協業を加速しています。

家庭用エアコン

当社は、斬新な発想と最先端の技術力で、快適と省エネの両立したエアコンを開発しています。

吹き出す風の気流をコントロールする「ダブル吹き出しフラップ(1985年搭載)」、ムダな運転をなくして省エネ性を向上する「人検知センサー(1988年搭載)」、省エネを維持したまま小型化を実現した「ラムダ型熱交換器(1991年搭載)」、「パワーディフューザー(1995年搭載)」、空気を効率よく吸い込む「前面フラットパネル(1999年搭載)」など、他のエアコンメーカーに先駆けた新たな機能を生み出してきました。

2003年、業界で初めて(※)家庭用エアコン「ノクリア™」に搭載した「フィルター自動清掃機構」は、お客様の利便性を追求するとともに、高い省エネ性を持続する機能として高く評価され、高級機種は自動フィルターおそうじ付エアコンという潮流を築きました。

※ :
国内家庭用エアコンのフィルター自動おそうじ機能において。2003年3月21日発売(世界初)。当社調べ。

フィルター自動清掃機構 : フィルターのホコリをブラシでこすって落とす

当社のルームエアコンを代表する「ノクリア~nocria®~」シリーズには、"aircon"を逆から綴り「エアコンの常識を覆すエアコン」という思いを込めています。業界初(※)搭載となる「フィルター自動清掃機構」から始まり、2008年には業界最小サイズの「ノクリア」Sを発売当時、コンパクトエアコンの代名詞となりました。

さらに現在販売中の「ノクリア」Xは、冷暖房の気流と室温の気流を制御する「DUAL BLASTER(デュアルブラスター)」機能を搭載し、ひかえ目な設定温度でも快適な冷暖房で、お部屋の隅々まで快適にします。「ノクリア」シリーズによって生み出された独自技術は、海外向けエアコンにも搭載し、大変好評をいただいています。

※:
国内家庭用エアコン室内機において。幅728mm、高さ250mm。

デュアルブラスター(サイドファン)搭載ノクリアX

業務用エアコン

当社では、業務用エアコンの拡大・強化を進めており、特に室外機1に対して複数の室内機を接続して使用するマルチエアコンは、室外機設置スペースが節約でき、景観に配慮が必要な欧州都市部の店舗やオフィスで多数導入されています。また、北米市場では厳しい省エネルギー規制の中、従来型の全館空調方式に対して、部屋ごとに細かく室温を制御する個別空調方式の省エネ性を活かして、中規模ビルや商業施設などに向けて普及促進の取り組みを拡大しています。

2001年から発売したビル用マルチエアコン(VRF)「AIRSTAGE™」シリーズも、欧州、豪州、米州、中国などの各地域のニーズに合った製品ラインナップの拡充により実績を上げています。きめ細かな省エネ対応、高い設計自由度、より快適な気流制御など、これからの業務用マルチエアコンに求められる多用なニーズに応え、高度な冷凍サイクル技術と快適制御システムを集積したビル用マルチエアコンの開発を今後も強化し、世界市場におけるシェアの拡大を目指します。